支部長挨拶

支部長:脇坂 暢

 令和7~8年度の電気化学会北陸支部・支部長を拝命いたしました富山県立大学の脇坂暢です。2年間どうぞよろしくお願い申し上げます。
 電気化学会北陸支部は、新潟、富山、石川、福井の4県で活動する会員で構成され、規模は小さいものの、電気化学会でも屈指の長い歴史を持つ支部です。令和4年度には60周年を迎え、令和5年にはコロナで延期されていた創立60周年記念大会が開催されました。
 北陸は豊富な水資源を背景に明治時代より水力発電が盛んであり、ソーダ電解をはじめとする電気化学工業の一大拠点であった歴史を持ちます。その歴史は今も金属加工業や化学薬品製造業に受け継がれています。このような歴史背景から、支部設立当時より産学が密接に連携して活動してきておりました。
 北陸支部では春と秋年2回、産学が連携して支部大会を開催し、ベテランと若手研究者、学生が交流を深めつつ、真剣に電気化学について議論を行っております。近年では、地元企業と学生間の人材交流の場を提供する企画も積極的に行っております。これらの活動を通じて、規模は小さくとも、将来を担う人材の育成と産学間のより強固な連携を目指していと考えております。
 令和8年度に2026年電気化学会秋季大会が北陸富山にて開催予定です。会員の皆様と力を合わせ、本部と支部のさらなる発展のため精進していきたい所存です。今後とも、一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。


北陸支部支部長 脇坂 暢
(公立大学法人 富山県立大学)


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