支部長挨拶
令和5年、6年度の電気化学会北陸支部・支部長の役を預かりました、北陸先端科学技術大学院大学の高村禅です。よろしくお願いいたします。
電気化学会北陸支部は新潟、富山、石川、福井の4県で活動する会員で構成されています。会員数も少ない小さな支部ですが、電気化学会でも屈指の長い歴史を持つ支部で、令和5年度はコロナで延期されていた創立60周年記念大会も予定しています。水資源に恵まれて電力が豊富な北陸の地では、古くから電気化学工業が盛んで、電気化学に関する実践的な専門知識を豊富にお持ちの企業の技術者・研究者の方も多いです。そのため、支部設立当時から産学が密接に連携して活動してきたと聞いております。規模の小ささを活かした特徴的な活動も行っており、特に春と秋の大会では、産と学、ベテランと若手が電気化学について真剣な議論を交わしています。他支部の皆さまやご興味を持っていただいた非会員の皆様も是非ご参加いただければ幸いです。
新型コロナウイルス感染拡大による制限からも、ようやく解放される兆しがあります。ウイズコロナ時代で築かれた良いところも取り入れ、執行部・幹事の皆様と協力して少しずつ支部の活動を再開・拡大していきたいと思います。北陸支部の益々の発展と若手研究者の育成、および支部会員相互の親睦に、微力ではありますが尽力していきたいと思いますので、今後とも一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
北陸支部支部長 高村 禅
(国立大学法人 北陸先端科学技術大学院大学)